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名称 明日の大桜 (あけびのおおざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 富山県黒部市宇奈月町明日(注3)
〃 3次メッシュコード 5537−24−35
〃 緯度・経度 北緯36度52分08.7秒
東経137度33分49.9秒
富山県指定天然記念物(1965年1月1日指定)
撮影年月日 2005年4月16日
注1)1993年3月に富山県教育委員会と宇奈月町教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2006年3月31日、黒部市に合併。旧行政区は下新川郡宇奈月町
エドヒガンの老樹は、真言宗明日山法福寺の境内に立っている。幻識大和上の創建と伝える古刹で、なかなか立派なお寺さんである。
鐘楼の脇に立つエドヒガンがこれ。老樹ゆえ艶やかさはないが、年月を経た風格があり、県指定文化財であるのも肯える。
法福寺はまた、国指定重要無形文化財「明日の稚児舞(あけびのちごまい)」の舞台でもある。毎年4月18日の観音会(かんのんえ)に奉納される稚児舞で、矛の舞、太平楽、臨河舞、万歳楽、千秋楽の5曲よりなる。
訪れた平成17年(2005)は、ちょうど開山1200年目にあたり、2日後の稚児舞にむけての準備で、境内は大わらわだった。地元の有志の方々であろう、場違いな闖入者には目もくれず、伽藍の飾り付けやら、特設舞台の設営やらに没頭しておられた。
大桜も、ちょうどタイミングを測ったように、いま、まさに満開になろうとするところだった。 |
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