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名称 赤津のカツラ (あかつのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 11.2m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 福島県郡山市湖南町赤津字西岐
〃 3次メッシュコード 5640−00−04
〃 緯度・経度 北緯37度20分33.0秒
東経140度03分29.4秒
国指定天然記念物(1941年1月27日指定)
撮影年月日 2004年7月3日
注1)郡山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による
赤津から常夏川に沿って南下すると、だんだん高度が上がり、会津布引山高原に至る。カツラは山道を登り切る手前、上から数えて2番目のヘアピンカーブの近くに立っている。海抜は900m強。
確かに巨木ではあるが、思っていたより小規模であった。講談社「日本の天然記念物」に「幹は大小およそ17本の枝に分かれ」ているとあるが、今はそんなに無い。同書で指摘していたように、道路が生育環境を悪化してしまったのだろうか。足腰の弱い者でも巨木に会いに行くことができるのは、本当に嬉しいことなのだけれども、万事うまい具合に運ばせることは、そう簡単ではないようだ。
下側の道には柵が設けてあった。カツラの保護のためだろう。手前が切り開かれて、カツラの姿がよく見える。ぐるっとヘアピンを曲がると、背後から眺めることもできる。
幹の隙間を元気な幹で満たした姿を脳裏に描いてみた。天然記念物指定を受けた頃の、戦前の姿は、きっと大したものだったのだろう。
道の反対側にも、目通り5mほどのカツラがあった。この木の子供なのだろうか。 |
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