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名称 赤坂の薬師ザクラ (あかさかのやくしざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 9m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 970年(注2)
所在地の地名 山形県西置賜郡白鷹町箕和田字赤坂
〃 3次メッシュコード 5740−20−26
〃 緯度・経度 北緯38度11分39.4秒
東経140度04分45.6秒
白鷹町指定天然記念物(1997年3月24日指定)(注3)
撮影年月日 2005年4月30日
注1)白鷹町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)現地の案内板による
注3)その後、2013年11月29日、山形県指定天然記念物となった
下の写真でおわかりのように、小さな切り通しを見下ろすように立っている。
案内板によれば、ここは昔、赤坂・深山街道の入口にあたった。サクラの立つ場所は、古地図では一里塚の印がつけられているという。
ご覧のように、かなりの高台だが、最上川の洪水で、ここまで水が上がったため、この桜に舟を繋いだという伝説があるらしい。別名の「舟つなぎの桜」は、この伝説に基づく。「薬師ザクラ」の名は、鮎貝薬師堂の近くだからである。
主幹はとうに失われ、幹には大きな空洞がある。大枝もまったく見られない。しかも、一部は焼け焦げている。近くにあった工場火災に巻き込まれたのだという。
全身痛々しい姿だが、天に向かって1本だけ伸ばした細枝に、可憐な花を満載していた。 |
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