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画像:赤岩のトチ



画像:赤岩のトチ付近の山里
 ↑赤岩のトチに至る途中の風景




画像:赤岩のトチ(幹と並ぶ)
  名称 赤岩のトチ (あかいわのとち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 12.4m(注2)
推定樹齢 1300年(注2)
所在地の地名 長野県長野市七二会(なにあい)
 
〃 3次メッシュコード 5438−70−76
 
〃 緯度・経度 北緯36度38分42.6秒
           東経138度05分30.7秒
長野市指定天然記念物(1967年11月1日指定)
撮影年月日 2001年11月11日(左の写真)
        2023年11月5日(少し大きめの画像)

注1)1991年6月20日に長野市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)現地の案内板による。





 渡辺典博著「巨樹・巨木」(山と渓谷社)で、「幹周りは日本一、樹齢もおそらく最長寿のトチノキだろう」とされているのが、この木である。
 県道401号の坪根バス停から北に林道を2kmほど走ったところに案内板があり、僅かな駐車場がある。柵には「クマ注意!」の真新しい表示があった。トチの実を食べに来ているのだろうか。
 表示に従い、落ち葉の積もった山道を下ると、目指すトチノキが黒々と立っていた。下から仰ぎ見るアングルで撮りたかったが、斜面は急勾配で下に回ることなど不可能。
 トチノキは、上から落ちてくる土くれをダムのように支え、上部に小さな平地を作っている。そちらから見ると2本の株立ちのように見えるが、まぎれもなく1本の巨木である。
 現地の案内板には、口伝として、木の下には100坪余りの平地があり、清水が湧いていたと記されている。「橡の樹滝」と名付けられていたというから、よほど水量豊富な湧水だったのだろう。弘化4年(1847)の善光寺地震で、広場も滝も失われてしまったそうである。
 
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