ページタイトル:赤石神社のスギ サイトのシンボル

画像:赤石神社のスギ

画像:赤石神社拝殿

画像:赤石神社の名の由来となった赤石
名称 赤石神社のスギ (あかいしじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岩手県紫波郡紫波町桜町字本町川原
 
〃 3次メッシュコード 5941−21−54
 
〃 緯度・経度 北緯39度32分51秒
           東経141度10分29秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月6日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 志賀理和気神社(しがりわけじんじゃ)が神社の正式名。
 平凡社「岩手県の地名」によれば、延喜式神名帳の斯波郡の項にその名があるようだ。最北の式内社である。
 しかし、地元では赤石神社と呼ばれることが多い。参道前のバス停の名も「赤石神社前」だ。
 その由来とされる赤石が境内に展示されている。(下図)
 案内板によれば、天正(1573〜92)の頃、高水城主斯波詮直(しばあきなお)が北上川遊覧の際、川底の赤石の上に立つ波が紫色に輝くのを見て、「けふよりは紫波と名つけんこの川の石にうつ波紫に似て」の一首を詠じた。以来、斯波、志波、志和など様々に表記されてきた地名が紫波と改められたとされている。
 そのとき、水底の赤石も引き上げられ、長く本殿後方に奉安されてきたが、昭和59年(1984)、神社創立1180周年を機に現在の場所に移されたということである。
 社殿の背後は鬱蒼とした樹林となっている。大杉は、そのなかにある。
 幹を見るとまだ若々しい。以前は、赤石もこのあたりに置かれていたのだろうか。
 木々の間からは、滔々と水を湛える北上川の水面が見えた。
ボタン:県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る