ページタイトル:住吉神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:住吉神社のクスノキ(全景)

画像:住吉神社のクスノキ(幹と並ぶ)
名称 住吉神社のクスノキ (すみよしじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 徳島県板野郡藍住町住吉字神蔵
 〃 3次メッシュコード 5134−14−40
 〃 緯度・経度 北緯34度07分17.9秒
           東経134度30分20.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年8月2日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 藍住町住吉の住吉神社は、正法寺川の北に位置する。
 藍住町公式WEBサイトの記述や、境内の案内板を参考にすると、祭神は底筒之男神(そこつつのおのかみ)など、いわゆる住吉三神と神功皇后の4柱。そのため住吉四社神社と呼ばれることもあるようだ。
 また、次のような話も伝わっている。
 元暦2年(1185)2月17日、阿波勝浦から讃岐に向かう源義経の行く手を、増水した角瀬の河が遮り、足止めを食ってしまった。困った義経が、住吉神に一心に祈願したところ、白鷺が2羽舞い降りて来て、浅瀬を示した。これにより、義経軍は無事に浅瀬を渡りきることが出来た。その後、ここに住吉の小祠があるのを知り、凱旋後、朝廷に奏聞して社殿を造営した。
 隣の讃岐国(香川県)は、源平の屋島の戦いの舞台となっただけに、ここ徳島にも義経に関する伝承が多く残っている。
 このほか、「南海治乱記」には、天文年中(1532〜55)に、のちの戦国大名三好豊前守義賢が、まだ若い頃、神主を補任していたことが記されているという。
 なかなか有力な神社だったわけだ。
 クスノキは鳥居の手前、道路を挟んで反対側に立っている。
 クスノキらしからぬスリムな樹形(上図)は、道路上に伸びた大枝が、通行の安全を考えて、みな伐採されたためと思われる。
 枝によって、少し葉のつき方が悪い枝もあるが、全体としての樹勢は良好に見える。
 
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