ページタイトル:秋穂二島のアラカシ 当サイトのシンボル

画像:秋穂二島のアラカシ 名称 秋穂二島のアラカシ
    (あいおふたじまのあらかし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アラカシ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 4.7m(注3)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山口県山口市秋穂二島(大里)
 〃 3次メッシュコード 5131−03−43
 〃 緯度・経度 北緯34度02分39.1秒
           東経131度25分16.1秒
山口県指定天然記念物(1976年11月24日指定)
撮影年月日 2017年3月30日

注1)山口県教育委員会と山口市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)根元から1.3mの高さにおける幹囲を実測





 山口湾に注ぐ椹野川(ふしのがわ)の河口近く、左岸側に、「新開作」とか「昭和」が上についた地名がある。昭和(1926〜89)になってから湿地が干拓されて農地化されたことを示していると思われる。
 秋穂二島はその南。かつては干潟(あるいは海)に浮かぶ島を指す呼称だったのだろうか。今は陸地となっているが、整然と幾何学的に造られた道路が、ここも干拓地であることを想像させる。
 アラカシが立つ大里集落は、一面に広がる水田より標高が少し高い。干拓以前からの集落のようだ。
 集落の東端に真言宗御室派栄泰寺があり、アラカシはその北西。「鶴林山萬徳院」の額を掲げる御堂の近くに立っている。
 環境省の幹囲データは4.0mということだったが、実際はもっと大きそうだ。根元から1.3mの高さで実測したら471cmあった。(根元は低く土盛りされている。その外側の水平面から測ればもう少し大きいかも知れない)
 少し傾いて立ち、体格もさることながら、樹形や幹の姿に古木然とした趣きがある。県の天然記念物とされたのも頷ける。
 息を止めつつこの木の周囲を3回まわれば願いが叶うと伝承されているようである。(案内板より)
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