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名称 油日神社のコウヤマキ
(あぶらひじんじゃのこうやまき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 コウヤマキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 750年(注3)
所在地の地名 滋賀県甲賀市甲賀町油日(注4)
〃 3次メッシュコード 5236−22−60
〃 緯度・経度 北緯34度53分13.1秒
東経136度14分58.6秒
甲賀市指定天然記念物
撮影年月日 2009年5月23日
注1)滋賀県は、文化財としての天然記念物のほかに、自然環境保全条例によって「自然記念物」を定めている。このコウヤマキが平成8年3月27日、自然記念物に指定されたことを示す案内板を滋賀県が設置した(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)上記案内板による
注4)2004年10月1日、甲賀郡内の5町が合併して甲賀市誕生。旧行政区は甲賀郡甲賀町
油日神社の主祭神は油日神。神社は、甲賀郡総社とされていた。
社伝によれば、南東3kmほどの油日岳(693m)頂上に大明神が降臨、油を燃やした火のような大光明を発した。それが名の由来。現在も油日岳には岳(だけ)大明神と呼ばれる奥宮がある。(平凡社「滋賀県の地名」より)
檜皮葺(ひわだぶき)の社殿がとても美しい。概形を構成する曲線、細部の造形、いずれも、心をしっとり落ち着かせてくれる美しさだ。室町〜桃山時代の建築で、本殿・拝殿・楼門・回廊は国指定重要文化財。一瞬、コウヤマキを見に来たのを忘れて、見惚れてしまった。
ところで、目当てのコウヤマキだが、これも建築物に負けてはいない。
老木にしては樹勢が良く、姿も良い。白い筋模様が入った幹にも風格がある。先端を上方に向けて、ちょっと反りかえす枝先が、屋根の曲線と呼応しているようにも思えた。
塀の内側にあって、細部をよく見ることが出来ないのが残念である。 |
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