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名称 安倍文殊堂のスギ (あべもんじゅどうのすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 28m(注1) 目通り幹囲 5.1m(注1) 推定樹齢 450年(注1) 所在地の地名 福島県田村市船引町文珠(注2) 〃 3次メッシュコード 5640−14−24 〃 緯度・経度 北緯37度26分39.3秒 東経140度32分55.9秒 天然記念物指定 なし(注3) 撮影年月日 2020年8月6日 注2)2005年3月1日、田村郡内5町村が合併して田村市誕生。旧行政区は田村郡船引町(ふねひきまち) 注3)天然記念物ではないが、2005年4月18日に田村市から「安倍文殊菩薩堂の杉並木」として文化財(史跡)指定を受けている 船引町文珠(もんじゅ)の南に標高527mの文珠山があって、その山頂のすぐそばに安倍文殊菩薩堂がある。(「菩薩」を省略して安倍文殊堂と呼ばれることが多いようだ。なお菩薩堂は文殊だが、集落名は文珠で、何故か文字が異なる) 参道を北に開いており、入口付近に文珠農村公園があって、駐車場も整備されている。杉並木の参道を歩くには便利だ。 参道の長さはおよそ300m。私も少しだけ歩いたのだが、途中で引き返して車で向かうことに変更。(若い頃は高村光太郎の詩に少しかぶれたこともあって、愚直であることを目指したこともあったのだが、年齢を重ねるにつれ、ずるさが勝ってきて易きにつくことが多くなった。恥ずかしいとは思うが、改められそうにない) 実は、参道とほぼ並行して、文殊堂まで車道も続いている。道は狭いが、舗装もされており、楽に文殊堂まで達することが出来る。 「安倍」が冠せられているのは、安倍貞任(あべのさだとう)が自らの髪に結わえ付けていた守り本尊の文殊菩薩をここに安置したのが始まりと伝えられているから。もしも本当なら、平安時代から続く文殊堂だということになる。 左図の大杉は参道の終点、最後の石段の手前。樹下にベンチが置かれていた。 太さはまだ物足りないが、枝振りが力強い。 参道の杉たちより、かなり先輩なのではないかと思われる。 |
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